7日午後、バンコク都内商業地区のサイアム地区のラーマ1世通り沿いに出店していた露天商らが、移転要請を拒否する抗議デモを行い一時周辺地域が大渋滞となった。
タイ地元紙によると、ラーマ1世通りの南側に長年出店を続けていた露天商らは、昨年末頃から地主であるチュラロンコーン大学から、この通りに隣接するサイアムスクエアの一部に移転するよう求められていたという。
だが露天商側が売上が激減するなどを理由に移転に応じなかったことから、歩道に大型の植木鉢を置かれたり、何者かに雇われた若者グループ等による嫌がらせを受けた模様。
同大学は、約600人の露天商が無許可で営業していること、露店があることで歩道が混雑及び景観を損なっていることが露店移転要請の理由としている。