タイ地元紙によると、民主主義市民連合(PAD)幹部ピポップ氏は、サマック内閣に対し深夜に起きた親政府団体とPADの衝突による死傷者を出した責任を取り辞職するよう要求するとともに、今回発令した非常事態宣言は違法であるとして、サマック首相が退陣するまでデモ集会を継続する方針であることを明らかにした。 同氏によると、サマック首相は現在首相官邸で集会しているPADを強制排除するため、親政府団体とPADを衝突させ政情を混乱させることによって、非常事態宣言を発令させ排除することを目論んだという。