カシコーン・リサーチ・センター(KRC)は、先月からタイ国内各地で続いていた水害による被害額が324-542億バーツとなり、今年第4四半期(10-12月)のGDP成長率を0.6%~1.2%押し下げるとの予測を明らかにした。
同4四半期は、バーツ高による影響で輸出業に大きな影響が見られていること、民間消費が悪化していることをマイナス要素がある一方で、タイ株式市場が過去14年来の高値を記録していること、観光業が回復を始めたことなどのプラス要素があると発表している。
このことから、同四半期のGDP成長率はプラス0.8%~プラス1.8%となるとし、通年でのGDP成長率はプラス6.8%~プラス7.0%に達すると予測している。