タイ中央銀行(BOT)プラサーン総裁は、現在欧米経済の回復に懸念材料が増えた事で、米ドルなどの通貨が下落した事で、バーツが上昇しているとの見方を示した上で、もし現時点で何らかの為替政策を行った場合、危険な状態に陥る可能性があると予測している。 問題は、アジア圏内各国の経済が安定して回復しているものの、欧米各国の経済が不安定な状況となっていることとしている。 ただし現在進行しているバーツ高によって、観光業や輸出業に影響が出ていることは否めないと語っている。