カシコーン・リサーチ・センター(KRC)は、今年下半期の欧州向け輸出が、経済停滞の影響で悪化するとの予測を明らかにした。依然民間消費が弱く、失業率が高く、安定した経済成長となっていないことなども一因。 今年1-7月のEU向け輸出は、前年の30.5%減から24.1%増に回復していた。不安定ながらも、米国経済などにつれて回復したことが、輸出増の理由としている。 だが今後バーツ高の影響で、厳しい価格競争にさらされることから、通年での同市場向け輸出は前年比10-15%増にとどまると予測している。