依然続くバーツ高に危機感を抱いているタイ米輸出業者協会(TREA)チューキアト会長は、政府が輸出業者を支援すべく何らかの政策を発表すべきとの見解を示した。急騰するバーツ高を抑制するため、タイ中央銀行(BOT)は今後6ヶ月間金利を引き上げるべきではないとしている。
同会長は、現在のバーツ高はアジア圏内他通貨に比べ対ドルでの上昇率は高く、このままだとコメの輸出が急減してしまうと危惧している。
今年年初から9月3日までのコメ輸出量は、前年の590万4000トンを下回る536万トンとなっており、バーツ高の影響で8月の同輸出量は58万トンとベトナムの72万トンを大幅に下回ったと明かしている。