タイ地元紙によると、タイ中央銀行(BOT)は、09年(2009年1-12月)の財務諸表を明かした。これによると、バーツ高を抑制するため行った為替介入による損失などの影響で、同年は76億6100万バーツの赤字となり、累積赤字が820億9000万バーツとなった。
BOT消息筋の話では、サププライムローン問題などで不安定になった為替相場の安定化を図るため、為替介入をした結果、09年のみで187億バーツの為替差損が発生したという。また今年も引き続き為替介入により赤字が発生することから、赤字となる可能性があるとのこと。