タイ国家経済社会開発局(NESDB)は、タイの今年第2四半期(4-6月)のGDP成長率が前年同期比プラス9.1%となったことで、今年上半期(1-6月)の同成長率が前年同期比プラス10.6%となったことを明らかにした。
これにより同局は、今年の同成長率予測をプラス3.5%~プラス4.5%からプラス7.0%~プラス7.5%に引き上げた。
上半期の経済成長の要因について、世界経済の回復に伴い企業投資や輸出が急増したこと、政治情勢悪化により観光業に甚大な影響を及ぼしたものの、国内民間消費が好調を維持したことを挙げている。
また今年の輸出額予測を当初の前年比プラス15.5%からプラス24.7%に、同輸入額を前年比プラス24.0%からプラス32.9%に引き上げ、貿易収支を14億9000万米ドルとした。