タイ工業連盟(FTI)パユンサク会長は、今後1年ほどバーツが対ドルで上昇を続けるとの予測を明らかにした。欧米経済が長期的に停滞を続ける見通しであることが理由。 このことから、2011年にバーツが対ドルで30バーツに達するとし、企業は為替レートを慎重に検討し事業計画を調整するべきだと述べた。 だがタイ中央銀行(BOT)は、進行しているバーツ高について、アジア圏内他通貨につれて上昇していることから、それほど心配はしていないとしている。