タイ東北部の南部地域を中心に、レプトスピラ症の流行が拡大していることがわかった。
タイ地元紙によると、ナコーンラーチャシーマー県病原管理機関は、年初から6月27日までにおけるタイ東北部4県(ナコーンラーチャシーマー県、チャイヤプーム県、ブリーラム県、スリン県)におけるレプトスピラ症感染者が445人確認され、うち5人が死亡したと明かしている。特に感染者が多い県はプリーラム県の224人、続いてスリン県の110人、ナコーンラーチャシーマー県の68人、チャイヤプーム県の53人となっている。
レプトスピラ症とは、病原性レプトスピラの感染による人獣共通感染症。汚染された水や土壌から経口・経皮的に感染し、ヒトからヒトへの感染は起こらない。