カンボジア政府は、21日にタイのサマック首相と会談しプレア・ビヘア(カオプラウィハーン)の世界遺産登録問題で揺れていた、タイとカンボジアの国境問題の情勢解決に向け政府間協議を行うことを明らかにした。ここ数日、タイ軍兵士とカンボジア軍兵士のにらみ合いが続いていたが、民主主義市民連合(PAD)の抗議活動も見られ、緊張感がさらに高まってきている。 これに対し、フン・セン首相は同遺跡の紛争問題の対立激化が両国間の関係を悪化させているとして、早期対応を望むとの書簡を送っていた。