タイ中央銀行(BOT)バンディット副総裁は、今年の金融相場が特に不安定であるとの見方を示した。 世界経済の回復に見通しが立っておらず、経済成長に対する影響が強い欧州の経済問題や、主要工業国へ生産輸出しているアジア各国の経済成長など、多数の問題があることが原因としている。 欧州―アジア間における資金の流れは、事業拡大のビジネスチャンスとも見られる一方、資金の流入が行き過ぎた場合、インフレに圧力がかかり、支出や投資が行き過ぎてバブルになる可能性があると同氏は述べている。