タイ財務省公的債務管理局(PDMO)は、同省が販売を開始した総額1000億バーツの貯蓄国債について、9日朝時点まででの予約販売状況は低調となっていることを明らかにした。
同国債は、60歳以上の高齢者向けに優先して、今月7日から8日にかけて販売されたが、2日間で完売しなかったことから、9日より高齢者以外にも販売を開始した。
タイ地元紙によると、PDMOチャクリット局長は、高齢者以外にも販売が開始され購買層が大幅に広がったことで、同国債の完売は可能としている。
タクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)による集会により、国内情勢が悪化していたことから、同国債は当初3月に販売を予定していたが、販売延期を余儀なくされていた。