SCB経済ビジネスリサーチセンター(SCB EIC)は、タイ中央銀行(BOT)が発表した今年4月の経済・金融数値について、同月の工業生産指数(MPI)が前年同期比21%増と好調だったものの、政情不安によりサービス業・観光業・民間消費に影響を及ぼしたことから、今年第2四半期(4-6月)のGDP成長率は前期比で鈍化する見通しであることを明らかにした。だが去年の同四半期における成長率ほど悪化しない見通し。
また港湾及び空港占拠などにタクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)の集会場所が拡大しなかったことから、特に輸出への影響はなく、5-6月は順調に拡大するとし、年間のGDP成長率はプラス成長となる見通しとしている。