タイ地元紙によると、カシコーン・バンク(KBANK)経済資本市場研究コーブシット責任者は、最近のバーツ高は外資流入に加え、国内経済が良くないことも一因にあるとしている。企業の投資や支出が控えられていることで、輸出に比べ輸入の回復が遅れていることで、輸出業者に比べ輸入業者の為替取引が少ないことが理由とのこと。
現在のタイ株式市場は、連日の外資による大幅買い越しの影響で、上昇を続けたが、今後調整局面に入ると見ている。そのため一部外国人投資家が、投機的な売りが出る可能性があるとのこと。
ただし、ギリシャの債務問題に解決の糸口が見えたことから、投資家の不安感が和らいだことから、今後もバーツ高の流れは続くとしている。