タイ保健省疾病対策局(DDC)は17日、狂犬病による死者が年々増加傾向にあることを明らかにした。狂犬病による死者は、08年は9人だったが、09年に23人と倍増し、今年は1-2月のみで9人も死亡しており、前年を大幅に上回る可能性が高いとのこと。中でもバンコク都内での死者が現時点で5人と過半数を占め、深刻な問題となってきている。
タイ地元紙によると、DDCマーニット局長は、狂犬病感染者のうち、多くは乳幼児で、犬にかまれ感染するものが約9割としており、今後猛暑になり動物が凶暴化し始めることから、急ぎ何らかの対策を打つ必要があるとしている。