シリポン商務省次官は今年5月の消費者物価指数(CPI)が前年同期比7.6%となり、過去10年来の高水準となったことが明らかとなった。石油価格高騰により、商品原価・物流コストなどが上昇したことが背景にあるという。また今後数ヶ月間の石油価格の傾向を見守り、もし上昇する傾向が見られれば、今年の目標インフレ率である5.0−5.5%を上方修正する必要があると述べた。
この過去10年来の高水準となったCPIについて、スラポン財務相は、現在政府が実行した政策がまだ効果が出ていないため、今後2ヶ月はインフレ率が上昇するとみられるが、10%になることはないだろうと述べた。