タイ工業連盟(FTI)サンティ会長は、バンコク・バンク(BBL)の複数の支店に爆発物が投げ込まれたことで、観光業に影響が及ぶ可能性があると発言した。そのため政府や主要機関は、観光地の安全保障上問題がないことを強調し、信頼感を高めるべきだとしている。
だがこの事件は、タイの株式市場に影響を及ぼすことはないと見ている。これはタイを含めたアジア圏内の株式市場が、欧州市場に比べ投資する上で魅力的であることが理由とのこと。
この連続爆破事件は、タイ最高裁判所よりタクシン元首相の資産の一部を差し押さえとする判決が下された先月26日の翌日に、タクシン派が敵対するプレーム枢密院議長と関わりが深いとされるBBLの複数の視点に爆発物が投げ込まれたもの。幸い負傷者は出なかった。