アピシット首相は、昨日(8日)カンボジア警察にスパイ容疑で逮捕され、裁判所で7年の禁固刑と1000万リエルの罰金判決を下されたタイ人男性について、今後恩赦を申請するか控訴するかは家族の意思によると発言した。もし家族が政府に助けを求めるのであれば、全力で援助するという。
この男性は、カンボジア国内の全フライトの情報を管理する会社に勤めるエンジニアで、タクシン元首相及びフンセン首相のフライト情報を盗み出し、タイ側に流布したことで先月11日に逮捕されていた。
カンボジア政府は、この男性が勤めていたサマート・コーポレーション(SAMART)のカンボジア子会社カンボジア・エア・トラフィック・サービス(CATS)の管理をカンボジア他社に移し、タイ人社員の勤務を禁止する措置をとっている。