世界銀行経済学者のギリダー女史は、来年のタイGDP成長率が、世界経済の回復につれて、今年予測のマイナス2.7%から来年はプラス3.5%に増加する事を予測していると発言。
順調に経済を回復させる為に注意深く市場を見つめる必要があると述べている。注目すべきリスク要素として、石油価格の上昇動向。来年の平均石油価格が今年の65米ドル/バレルから75米ドルに増加すると見通している。また、価格競争・輸出促進のために、各国が自己通貨を引き下げる事は、タイ経済成長と材料輸入によい影響を与えると考えるとのべた。注目すべき国内要素として、政治安定性・政府の予算支出、マブタプットにおけるプロジェクトに関しては、信頼感ある明確な方針を示す必要があると述べた。