タイ国立食品研究所(NFI)のアモーン所長代理は、来年のタイ食品輸出額が今年比7.5%増の7930億バーツになると予測。現在、経済の回復がはっきりと見え始め、同時にタイ農産品価格が高値で推移していると説明。一方、今年の輸出額が前年比5.2%減の7370億バーツになる見通し。
世界市場で商品需要が減少しており、その影響うけたとしている。また、「ドバイワールド・グループ」の問題をうけ、同研究所がアラブ首長国連邦(UAE)へのタイ食品輸出が影響を受ける事を認めた。今年1〜10月のUAEのタイ食品輸入総額が前年同期比9.5%減の56億1800万バーツと減少。最も輸入額が減少した食品は、52.6%減のツナの缶詰であると説明。また、UAE圏内のタイ料理店に投資した42人のタイ人が、現在にドバイ経済危機に影響され、売上が30%も下落していることも明らかにした。