格付け会社フィッチ・レーティングスは、タイ国内商業銀行大手4社の国際格付け見通しを「マイナス」から「安定的」に引き上げたことを明らかにした。
今回格付け見通しが引き上げられた銀行は、バンコク・バンク(BBL)、サイアム・コマーシャル・バンク(SCB)、カシコーン・バンク(KBANK)、バンク・オブ・アユタヤ(BAY)の4社。
今回格付け見通しが引き上げられた理由について、タイの今年1-9月のGDP成長率がマイナスとなったものの、貸倒引当金の計上が僅かだったこと、総資産利益率(ROA)が年初の予想より高いこと、今後経済回復に伴い業績が安定していく見通しから。
だがTMBバンク(TMB)の格付け見通しは、「マイナス」で据え置いた。