スパイ容疑で逮捕されたタイ人男性が、フライト情報をタイ大使館に漏らしたことを認めていることが、カンボジア地元紙で報じられている。ただし通常連絡の範囲内で、違法性はなかったとの認識だったという。
スパイ容疑で逮捕された男性は、カンボジア国内の全フライトの情報を管理する会社に勤めるエンジニアで、タクシン元首相及びフンセン首相のフライト情報を盗み出し、タイ側に流布したことで今月11日に逮捕されていた。
カンボジア政府は、この男性が勤めていたサマート・コーポレーション(SAMART)のカンボジア子会社カンボジア・エア・トラフィック・サービス(CATS)の管理をカンボジア他社に移し、タイ人社員の勤務を禁止する措置をとっている。