タイ投資委員会(BOI)は、今年1月1日から11月16日までの投資奨励申請額が、3700億バーツとなったことから、今年通年の同申請額が目標通り4000億バーツを突破する見通しであることを明らかにした。また来年の同申請額目標を5000億バーツに設定した。
BOIアッチャカー秘書官は、現在投資家はマブタプット問題に注目しており、この問題に関する質問が数多く寄せられていると明かした。だが投資家は生産拠点をタイから移転するほどの結論には至っていないという。
BOIは、今年1-10月の投資奨励申請件数が、前年同期比10%減の930件となり、同申請額が前年同期比9%減の3300億バーツに減少したことを発表していた。電気・電子工業用部品の中小企業からの申請件数が多く、申請件数は過去10ヶ月で最高となっていた。
このことから、今年の年間目標申請額である4000億バーツは達成可能と予想していた。