タイ地元紙によると、現在通常運行に戻ったタイ国鉄道公団(SRT)の深南部路線だが、労働組合のストライキの影響により12日間列車が運休したことによる損害額は500万バーツを超えたことがわかった。
SRT南部センター長タノンサック氏は、この12日間の運休による損害額は、500万バーツ以上に達したと見ている。
一方、この損害を発生させることになった労働組合ハートヤイ支部は、29日にSRTが幹部クラス6人を解雇した上、さらに解雇が検討されている18人の従業員のうち、10人がハートヤイ支部の列車運転手であることサーウィット労働組合長が入っていることから、不正な解雇であれば法の下で抗議をするとしている。
サーウィット労働組合長に加え前労働組合長のソムサック氏は、反タクシン派団体の民主主義市民連合(PAD)幹部として知られており、SRT労働組合の上層部はPAD派が多数を占めている。