今年第3四半期のタイ国内商業銀行の総純利益は、前年同期の236億4400万バーツから5.63%増の249億8700万バーツとなった。
タイ中央銀行(BOT)グラーク副総裁は、昨年はIAS39号に従い貸倒引当金を計上してきたが、同四半期はは引当金を計上する必要がなかったためだと発言した。また今年残りで見ても、引当金を計上する必要はないだろうと見ている。
今後商業銀行は、財務状況が安定している企業及び返済能力のある企業向けに融資を続けるものの、不良債権の増加には注意を払い続けるだろうと述べた。