タイ地元紙によると、スタンダードチャータード・バンク(シンガポール)外貨戦略担当のトーマス氏は、バーツは年末までに対ドルで1ドル32.80バーツに上昇し、来年初めには1ドル32.50バーツに上昇するとの予測を明かした。
このバーツ高に対し、現在タイは政治情勢に不安を抱えていることから、諸外国通貨に比べ対ドルでの上昇が少なく、来年の貿易収支の黒字幅が減少する見通しから、それほど心配する必要はないとしている。
そのため来年は、パーツに対するプレッシャーが増えることから、1ドル33.50バーツまで下落すると見ている。