タイ地元紙によると、タイ東北部カーラシン県災害対策機関は、同県内を流れるパーオ川が、いまだ限界水位を超えた状態にあり、同県ムアンカーラシン郡、カマラーサイ郡、ロンカム郡、コーンチャイ郡、ヤーンタラート郡内の農業地320万平方メートルに冠水被害が出ていることを明らかにした。
また同県内のラムパーオ・ダムの貯水状況について、同ダム限界の14億3000万立方メートルの貯水量のうち、いまだ貯水量が12億9800立方メートルであるため、特に問題はないとしている。
そしてタイ東北部チャイヤプーム県では、現在上流から大量の雨水が同県内に流れてきていることで、同県の排水能力の限界を超えており、各地で冠水被害が出ているという。バーンクワオ郡、ムアンチャイヤプーム郡では家畜が水に流されるという被害も出ているとのことだ。