タイの素材系大手サイアム・セメント(SCC)社の子会社で総合製紙メーカーSCGペーパー社は、今年の予算として70億バーツを予定していることが明らかになった。ベトナム工場に50億バーツ以上、その他ナワナコン地区、ラヨーン県、コンケン県にあるダンボール箱製造工場に10億バーツ以上を出資する。これにより、同社全体の製紙生産能力が年間210万トン(前年比5%増)に増加するという。
ベトナム工場は、09年下旬に稼動し年間生産能力が20万トン。コンケン工場は今年の下旬に稼働を開始し、まず10万トン生産する。この出資により、09年の製紙生産能力が240万トンになる。
最近の石油価格などの高騰により、同社は07年から08年初めにかけて、紙の販売価格を10−15%引き上げていた。