タイのミンクワン副首相兼商務相は14日、タイ繊維・衣料産業協会の代表8社と協議し、今年の繊維・衣料業界の全体の売上を前年比12%増の5000億バーツを今年の共同目標とすることを明らかにした。売上の50%を国内向け、残りの50%を海外向けを目標としている。
現在サブプライム問題などで景気減速が見える米国市場の代わりの市場を探すことを優先とするという。日タイ経済連携協定(JTEPA)を締結した日本を始め、関税が0%と免除された、アジア諸国10カ国に輸出していく。
また今後タイを繊維・衣料産業の生産拠点とするため、イタリアやフランスを訪問し、有名ブランドの衣料製造関係各社と協議する計画があるほか、中国、バングラディシュ、インド、スリランカ、パキスタンなどの新市場にも進出するという。