ソーポン運輸相は、タイ国鉄道公団(SRT)労働組合が、バンコク都内とスワンナプーム国際空港を結ぶエアポートリンクの運営用に子会社を設立することを認めないとしていることで、エアポートリンクの運行開始日が遅れる可能性があると明らかにした。今年12月5日を運行開始日としていた。
もし数日以内にエアポートリンク運営用子会社の設立が決定しなければ、運行開始日を変更するとしている。
そのため同運輸相はSRT労働組合に対し、この運営用子会社はSRTの民営化には何ら関係はないとした上で、SRT及び国家の利益を重視するよう求めたという。
SRTは毎年赤字が続いていることから、黒字化を図るため社内再編を進めており、その一環として一部では民営化の声も上がっていた。だがこれに反発したSRT労働組合は、ストライキを起こし徹底抗戦の構えを示していた。