アジア開発銀行(ADB)は、東アジア圏内の経済が最悪期を脱し、回復の合図が見え始めたことを明らかにした。来年には中国が牽引役となり、プラス成長を遂げるだろうとしている。 また東南アジア諸国(タイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン)は、回復に各国ばらつきが見られると予想している。来年はタイがプラス3%、インドネシアがプラス5.0%、マレーシアがプラス4.5%、フィリピンがプラス3.5%となり、タイが最も回復が遅れるという。これは他国に比べ、タイの輸出比率が高いことが一因にあるとしている。