米格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)は、タイ経済がこのまま停滞を続け、タイ政府の財政状況が悪化すれば、タイの信用格付けを現在のBBB+から引き下げる可能性があることを明らかにした。
ちなみに昨年12月にスワンナプーム国際空港が反タクシン派団体の民主主義市民連合(PAD)が占拠したことで、同社はタイのソブリン格付け見通しを安定的からネガティブに引き下げていた。
また同社は21日に行われたサコンナンコーン県第3区の下院補欠選挙で、タクシン派のプアタイ党が勝利したことについて、いまだタクシン元首相の地盤は強力だとの見解を示した。