カシコーン・リサーチ・センター(KRC)は、世界経済が回復の合図を見せ始めたことで、タイも現在今年第1四半期より改善に向かっていることから、タイ経済は最悪期を越えたとの予測を明らかにした。
だが現在新型インフルエンザの流行が急速に拡大しており、観光業界をはじめエンターテイメント産業を中心に、90-280億バーツ程度の被害を与えているという。
そのため、同センターは当初予想していた今年のGDP成長率予測をマイナス3.5%から、さらに0.1-0.3%程度減少する見通しだと明かした。また今年第2四半期の同成長率予測を当初のマイナス5.6%から、さらに0.2-0.3%程度減少、今年第3四半期は当初のマイナス4.0%から、さらに0.2-0.9%程度減少する見通しだという。