タイ商務省は今年2月の消費者物価指数(CPI)が昨年同期比5.4%増となり、過去20ヶ月間で最高を記録したことを明らかにした。豚肉、卵、果物、野菜、植物油などの食品価格の大幅な上昇が同指数を引き上げている。それに加え、石油、プロパンガス、電気が引き続き上昇していることも影響しているという。
現在同省は様々な業界に価格の値下げを依頼している。その結果、現在粉ミルクが引き下げられ、今後も携帯料金、掃除用品などさまざまな価格が順次値下げしていくという。
同省は今年のインフレ率の目標を当初3−3.5%として現在も据え置いており、見直す予定もないとしている。