カシコーン・リサーチ・センター(KRC)は、1-2ヶ月ほど前から電子製品の輸出が改善傾向にあった理由について、欧米の在庫補充のため大幅受注を始めたことや、経済促進政策が功を奏し回復を始めた中国市場からの受注が増加しはじめたためだと明かした。そのことから、同センターはタイの電子製品業が最悪期を脱したとの見方を示した。
今年第2-3四半期の輸出額は前年比でマイナス幅が縮小するとしている。また昨年末頃から大幅に輸出額が減少していたことから、今年第4四半期には前年比でプラスに転じるとしている。
そして今年通年でのタイの電子製品輸出額は、前年比10-15%減の279億9200万-264億3700万米ドルとの予測を明かした。