タイ中央銀行のタリサ総裁は29日夕、バーツ高抑制のため規制されていた外資規制を3月3日付で撤廃すると発表した。2006年12月にバーツの急騰を抑えるため、国内金融市場への投資する外国人投資家を対象に、投資資金の30%を預託しておかなければならなくなっていた。1年以内に資金引き上げには、預託金を没収される。
同規制導入時に株式投資も含まれていたため、市場は同規制を受け入れ拒否する形で、株価が急落した。その後すぐに株式投資は対象外とされた。
今回タイ中銀は同規制の撤廃に否定的であったが、政権からの働きかけに応じた形となった。