カシコーン・リサーチ・センター(KRC)は、今年のタイ国内化粧品市場(国産及び外国産)は、前年比4-5%増の330億バーツとなる見通しであることを明らかにした。
経済不況にもかかわらず市場が拡大することについて、いまだ女性を中心とした消費者が美容健康に関する購買意欲が高いことを挙げている。
だが今年の外国産化粧品市場は、伸び悩む傾向にあるとしている。それは外国産化粧品は、基本価格が高いことから、消費者のニーズにあっていないためだという。現在消費者は低中価格帯の化粧品を好んで購入しているとのことだ。
またタイ産化粧品の輸出額は、前年比4-7%増の330-340億バーツとなる見通しであることを明かした。これは日タイ経済連携協定(JTEPA)やオーストラリアとのFTA等の影響で、輸出が伸びる傾向にあるためだという。