世界銀行経済アナリストは、現在世界中の主要先進国の経済数値に回復の合図が見え始めたことから、輸出依存国であるタイにとって多くのメリットを受けるとしており、今年下半期にタイ経済が回復を始めるとの見方を示した。だが世界経済は回復の合図が見えているものの、不安定な状況であることからきちんと状況を見守る必要があるとしている。
また一部格付け機関がタイの商業銀行の不良債権が増加傾向にあることから、格付けの引き下げを検討しているとされているが、まだ心配するレベルの問題ではないと語った。
そして4月に同行がタイの今年のGDP成長率予測をマイナス2.7%と設定したが、10月に再度見直す方針だと明かした。