CPグループのアート副会長は、今年タイの輸出総額が前年比15%減となるとの予測を明らかにした。これは世界経済停滞に影響で米国や日本等の購買力の高い国々が購買意欲が停滞しているためだという。だが購買意欲の高い中国が世界経済の停滞を救っているとしている。
今年4月のタイの輸出額は前年同月比約20%減となったが、最悪期を乗り切ったとの見通しから、今年下半期には回復を始めるとしている。
また同副会長は、現在急速にバーツ高となっていることで、輸出業者に多大な悪影響を及ぼしているとしており、タイ中央銀行(BOT)に対しバーツ相場を1ドル36-37バーツの範囲で管理するよう要請した。