今年1~3月のタイ産米輸出は前年同期比2.87%増加した。全品種で価格が下落し、輸出額は同4.6%減の320億バーツに落ち込んだ。
カオソッドの報道によると、タイ商務省外国貿易局(DFT)は、1~3月のタイ産米輸出量を同2.87%増の179万トン、輸出額を同4.65%減の10億4600万ドル(324億500万バーツ)と発表。バーツの対米ドル平均為替相場は、1ドル当たり31.61バーツで、同6.92%上昇した。
3月のタイ産米の平均輸出価格は、全種類で価格が下落。1トン当たりの価格はそれぞれ、ジャスミンライス10億2600万ドル(2.19%減)、タイ香り米6億4500万ドル(6.52%減)、スティッキーライス8億1800万ドル(4.66%減)、パーボイルド米4億400万ドル(6.05%減)、白米3億8000万ドル(6.86%減)。
品種別では多い順に、白米47.16%(輸出先:イラク、フィリピン、マレーシア、モザンビーク)、タイジャスミンライス25.33%(米国、セネガル、香港、カナダ、中国)、パーボイルド米18.34%(南アフリカ、イエメン、コンゴ)、タイジャスミンライス6.11%(米国、セネガル、カメルーン)、スティッキーライス2.62%(中国、日本、アメリカ、ベルギー)、玄米0.44%(韓国、アメリカ、カナダ)。
最重要輸出市場はアフリカで、タイ産米輸出総量の43.48%を占めた。次いでアジア(23.48%)、中東(13.91%)、米国(12.17%)、ヨーロッパ(5.22%)、オセアニア(1.74%)。
マレーシアやフィリピンなど主要輸入国は、イラン戦争による不確実性が高まる中、国内消費用のコメ輸入を拡大。食料安全保障のために備蓄を積み増す見込みだ。両国共にタイと近く、輸送路が戦争の影響を受けないため、減少しているイラク向けコメ輸出を相殺できる可能性がある。