タイ保健省疾病管理局は、イギリスで流行している髄膜炎菌感染症について、タイ国内で集団発生は確認しておらず、今年1月1日から3月17日までの感染者は5人、死者は3人で、死亡率60%だと明らかにした。
クルンテープ・トゥラキットなどの報道によると、同局のモンティエン局長は、イギリス・ケント州で3月初旬から流行している同感染症を、綿密かつ継続的に監視していると話した。特にケント大学の学生の間で髄膜炎B型が流行。大学生と中学生を含む少なくとも2人が死亡した。
タイ国内では年始から3月17日までに、5件の症例を確認。人口10万人当たりの発生率は0.008人、死者は3人で、致死率60%。年齢別では0~4歳が最多。次いで40~49歳、20~29歳。
過去10年(2015年~2025年)のデータによると、タイ国内での同感染症の発生件数は低く、年間平均20~30件程度。2025年は39人が感染した。
同局のディレク副局長は、同感染症は髄膜炎菌が原因で発症する重篤な細菌感染症。飛沫感染や、長時間の密接な接触で感染が拡大する。突然の高熱や首の硬直、眠気、発疹などの症状がある。感染後、数時間で急速に悪化し、致死率が70~80%に達する可能性もある。