16日、タイ・バンコクで日タイ宇宙産業フォーラムが開かれ、高度約2000キロメートル以下の地球低軌道に配置する通信観測システム、低軌道(LEO)衛星コンステレーションに関し、日タイで共同調査を実施するため協力すると決定した。
経済産業省の23日発表によると、同フォーラムは在タイ日本国大使館が主催。タイ地理情報・宇宙技術開発機構(GISTDA)が後援。日本からは経済産業省の畑田審議官(製造産業局担当)、タイからは高等教育・科学・研究・イノベーション省(MHESI)のプンパームサック・アルニー副事務次官らが出席。両国の宇宙産業の発展に向けて意見交換した。
畑田審議官とプンパームサック副事務次官、GISTDAのパコーン・アパパン長官は会談し、国民生活や産業、安全保障の重要な基盤となる低軌道衛星コンステレーションに関する日タイ共同調査を実施するために協力すると決定した。
両者は共同調査について、協力覚書(MOC)の枠組みの下、宇宙航空研究開発機構(JAXA)やGISTDA、関連する産業界の関係者と連携して行うとし、まずはMOCを速やかに取りまとめると合意した。
同フォーラムには約200人が参加。日本とタイそれぞれから、宇宙産業に関わる官民のステークホルダーが登壇。取組内容の講演やパネルディスカッションがあった。
日本からは、タイ政府・企業と連携する宇宙産業の取り組みに、日本企業への支援を通じて日タイ両国の利益を達成していることや、今後も両国の国益に資する新事業提案や、協力の可能性の拡大への期待を示した。