タイ工業省工業経済局(OIE)アーティット局長は、今年4月の工業生産指数が前年同月比マイナス12.84%となったことを明らかにした。
前年比減となったものの、同指数に回復の合図が3ヶ月連続で見られたとしている。今年1月の同指数は前年同月比マイナス25.6%となったものの、2月に入り同マイナス23.07%、3月は同マイナス17.74%となっていた。
前月比で減少幅が少なくなった理由について、さまざまな業種の受注が回復傾向にあった上、一部企業で再雇用の流れをみせたことを挙げている。特に中国から大量の受注が出始めた電子部品業に加え、自動車産業及びハードディスク産業の受注が回復し始めているという。