タイ工業連盟(FTI)自動車部品業会ターウォン会長は、受注回復等の傾向が他業種に見られるものの、同工業はいまだ回復が見られず生産能力が低下した状態が続いていることを明らかにした。
今年第1四半期の自動車部品生産高は前年同期比30-40%減となったが、4月に入っても停滞を続け、前年同月比で30-40%減となった。現在今年下半期には経済が回復しはじめると予想されているものの、いまだ警戒する企業が多く、生産能力拡大の準備をしていないとのことだ。
また同会長はトヨタ自動車が500人を再雇用したことについて、「経済回復の合図とは言えない。大幅な販売・受注減の影響で、作業を1交代制にしていたものを2交代制に戻しただけだ。また今年同社の自動車販売台数が60万台としており、経済が回復するのか疑問が残る。」と述べた。