7日午後9時頃、タイ深南部ヤラー県ムアンヤラー郡のシロース通りにある青少年センター入り口で爆弾3個が爆発した。同センターでは8日から仏教の伝統儀式が行われる予定で、警備を強化して開催する。
現地報道によると、爆発は午後9時5分から45分にかけて3カ所で発生。1件目はセンターの入り口付近、2件目はシロース通り付近、3件目はゴミ箱内で爆発した。死傷者はいなかった。
警察は、反政府勢力が仏教徒への脅迫を目的とした犯行と見ている。使用された爆弾は破片が飛ばないパイプ爆弾で、デジタル回路で起爆するものだった。
同センターでは、雨季の修行期間が明ける仏教のオークパンサー(出安居)を祝う「チャクプラ」が行われる予定で、仏像を載せた山車の行列やダンス、装飾船競技などが3日間実施される。