タイ商務省国際貿易振興局によると、2025年1~8月のタイのタピオカ輸出量は約637万トンで、収益は前年同期比36.7%増の69億8000万バーツだった。同省は2025年末までに、750万トンまで輸出量の拡大を目指す。
タイ国政府広報局によると、タイ産タピオカに対する世界的な需要の高まりと、品質への高い評価が要因。同省が今年上半期、既存市場の強化と、中国・サウジアラビアなど新市場の開拓に取り組んだことも輸出拡大の要因だとしている。
同省は今後、タイ産タピオカの高成長市場である日本やアラブ首長国連邦、北米、欧州への輸出拡大の継続を目指す。また、ペットフードや化学品、製紙など、他産業でのタイ産タピオカの活用促進にも取り組む。