タイ警察本部は18日、カンボジア人集団の暴動に備え、東部サケーオ県コークスーン群ナーンノーンヤーケーオに放水車10台と暴動鎮圧部隊の配備を指示した。
クルンテープ・トゥラキットなどの報道によると、同地域では17日、タイ軍が国境沿いに設置した有刺鉄線をカンボジア人の集団が撤去する事件が発生。カンボジア人による投石などで、タイ兵士4人が負傷した。
放水車がタイで初めて使用されたのは2020年10月16日。バンコク・パトゥムワン交差点に集まった民主化デモ参加者を解散させるために出動した。容量は1万2000リットル、最高射程は65メートル。
抗議活動者を識別しやすくするため、水に着色料を混ぜることができる。また、高周波音の長距離音響装置(Long Range Acoustic Device)や催涙ガス噴射装置も出動している。