タイ中央銀行(BOT)は、2025年11月21日から、新50バーツと100バーツ紙幣を全国で導入する。王室官報が8月29日に発表した。
カオソッドの報道によると、新紙幣はプラスチック製のポリマー素材で、従来の紙幣に比べて耐久性が高く、湿気や汚れに強いという。紙幣が長持ちするため、長期的にコスト削減が期待できる。
新紙幣の導入は、BOTが以前に実施したポリマー製20バーツ紙幣の成功を受け実施。新20バーツ紙幣の耐久年数は最大8年で、紙の紙幣の4倍となり、少なくとも年間3億5000万枚の交換紙幣の印刷が不要になったという。
新50バーツ・100バーツ紙幣は、既存の紙幣と同じデザイン。エンボス加工などの新技術を施し、偽装対策をしているという。