タイ証券アナリスト協会(SAA)は、世界経済およびタイ経済の回復が予想より早くなる見通しとなったことで、タイ株式市場への買戻しが進んでいる事を明らかにした。そのため、3月付けで予想していた年末の平均SET指数予測値を495ポイントから535ポイントに引き上げ、今年の同指数の最高値を582ポイント、最安値を391ポイントとしたという。
現在同協会はタイ政府に対し、政治問題、失業問題、輸出減少問題、不良債権増加問題の4つを注意深く見守る必要があるとした上で、一刻も早く政治問題を解決しメガプロジェクト投資を進めるべきだと提言した。また世界的に流行している新型インフルエンザについて、現時点でタイ経済に与える影響は軽微だと見ているという。